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LOOKUP関数


LOOKUP関数とは?

LOOKUPとは、英語で探すを意味する単語で、LOOKUP関数は、1行、または1列の表の中から検索する値を出す関数です。
LOOKUP関数は式で書くと
=LOOKUP(検索値,検索範囲,[対応範囲])を使うベクトル形式と、=LOOKUP(検索値,配列)を使う配列形式の2種類があります。

LOOKUP関数(ベクトル形式)の使用例

ベクトル形式を使った例は下の画像のとおりです。


H3の検査値にある商品コード102の商品の値段を調べたい場合、=LOOKUP(検査値,検査範囲,[対応範囲])なので
検査値にH3のセルを選択、検査範囲にB3からB6のセルを選択します。そして対応範囲にD3からD6までのセルを選択します。
文章で表すと、H3と同じ商品コードをB3~B6の中から検索し、D3~D6の中から一致したセルと同じ行のセルを検索するといった感じです。検査値102と一致したB5のセルと同じ行で対応範囲にかかっているD5のセルが検索されて400という値が出ました。

LOOKUP関数(配列形式)の使用例

配列形式を使った例は下の画像の通りです。

H3の検査値102と同じ商品コードの商品の値段を調べたい場合、=LOOKUP(検査値,配列)なので、
検査値にH3のセルを選択し、配列にB3~D6までのセルを選択します。検査値102を配列から検索し、一致したB5のセルと同じ行の最終列のセルの値を検索するためD5の400という値が出ました。

VLOOKUP関数とは?

範囲の先頭列を下方向に検索し、検索値と同値、あるいは検索値以下の最大値を探し、見つかったセルと同じ行の列番号にあるセルの値を取り出します。VLOOKUP関数は、
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)で求められ、検索値と同値を検索するなら検索方法にFALSEを、検索値以下の最大値を検索するならTRUEを入力します。

VLOOKUP関数(検索値と同値)の使用例

検索値と同値を検索する場合の例は下の画像の通りです。

H3の検索値102と同じ値を範囲の中から検索すると、B5のセルの値が検索値と一致します。列番号が3なので、範囲の左から3列目で5行目のセルの値が出てきます。検索方法にFALSEを使う場合、検索値と同じ値が存在しないと[#N/A]エラーが表示されます。

VLOOKUP関数(近似値を求める場合)の使用例

近似値(検索値以下の最大値)を検索する場合の例は下の画像の通りです。

C3の検索値55以下の最大値を範囲から検索すると、G4の50が該当します。列番号は2なので、範囲の左から2列目で5行目のセルの値が出てきます。検索値55以下の最大値は50、2列目で該当する評価は可なのでD3のセルには可と打ち込まれます。範囲に結果として欲しい値を小さい順に入力しておく必要があります。例の場合、「不可」「可」「優」「秀」を小さい順に入力し、それぞれの結果を得るための最低の値を先頭の列に入力しています。