香取神宮の森

香取神宮

 千葉県香取市香取にあります。経津主大神を御祭神として信仰を古くから集めており、関東を中心に全国に点在する香取神社の総本宮です。鹿島神宮と利根川を挟んで向かい合うように鎮座しています。
 神武天皇の時代に創建され、平安時代の延喜式で神宮の称号を得たとされています。この時、他に神宮の称号を得たのは伊勢神宮と鹿島神宮だけです。朝廷から遠く離れた東国守護のため重要な拠点でもあり、ともて篤い崇敬を受けていました。
 武士の時代も源頼朝や北条氏、足利氏といった多くの武将や時の権力者らの崇敬を集めてきました。江戸時代は徳川将軍家や水戸徳川家らが手厚く加護していたとされる。
 関東は昔から地震が多く、地中奥深くに棲むオオナマズが地震を引き起こしていると考えられてきました。そのオオナマズの頭と尾を押さえる石が神宮の境内に存在します。
 香取神宮内は凸の要石、対にある鹿島神宮に凹の要石があります。
 収蔵品の宝物の中には、日本三名鏡のひとつ国宝の海獣葡萄鏡が存在する。

経津主大神フツヌシノオオカミ

 経津主大神は、国譲り・国土平定の際に登場する神で、剣神・武神・軍神である。
 別名、伊波比主神イワイヌシノカミ斎主神イワイヌシカミなど。神徳として、開運招福や厄よけ、殖産興業などである
 「フツ」は剣でものを切り裂く音を表し、「ヌシ」は神の意を指すので神剣の化身と考えられている。
 『日本書紀』では、武甕槌大神タケミカヅチノオオカミ(鹿島神宮の御祭神)と共に天神の命で出雲国に降り立ち、大国主神に国譲りを交渉して成功をもたらした。
 『古事記』では、出雲国に降り立ったのは武甕槌神だけであり、経津主大神と同神らしく書かれてある。




















北総のPower Spot 香取神宮の森

 香取神宮は「亀甲山」と呼ばれる、亀の甲羅を伏せた高台に広がっています。神社を囲むsacred groveはスギやスダジイ、タブノキなど、樹齢数百年の大木がそそりたち、千葉県指定の天然記念物となっています。大木の下に、様々な低木や野草も生い茂って、このような森林環境を好む野鳥も多いです。また、日本の国の建設に大きく関わった経津主大神を祭る香取神宮は、はるか7世紀まで歴史が遡り、少なくとも1300年以上前から地域の人々の篤い信仰を受けてきました。地域のパワースポットとして最高です。























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